カメラを持って散歩中

この記事は、いつもと違って写真は無いので閉じてもらって結構です。

ブログとして公開する内容ではありませんが、日記ということで、ご勘弁を。

私、今まで何度か「見えないふり」をしたことがあります。
「見ないふり」をして逃げる、そんな自分が嫌いなんです。

自分の為に記事を書きます。
明るい話題ではありません。閉じてもらって結構です。



今日、一つの命を看取りました。

昨日の夜に帰宅すると、うちの玄関先でネコが迷い込んでました。

私が近づいても動かないのでおかしいと思って良く見ると、明らかに衰弱していました。

水と鰹節を与えても反応が薄く、もう目も鼻も効かない状態でした。
触ると、横たわった状態から起き上がろうとしますが、もう起き上がることも出来ません。

「もう長くない」

そう思いました。

石の上は寒かろうと思い、ダンボールを重ねて敷き、その子をバスタオルで包みました。
何か出来ることをしようと思って出来たのが、たったそれだけでした。

その時は「夜には、もう死んでしまうだろう」と思っていたんです。

翌朝（今日）、出社する前に様子をみると、まだ生きていました。
触るとしっぽを振ります。

会社に電話して、フレックスで午後出社にしました。
何も出来ませんが、傍にいてやろうと思ったんです。

でも、９：４５

腕を伸ばして、呼吸が止まりました。

触っても反応しなくなりました。


住んでるところの前が林なので、その縁に埋めました。

スコップを借りてきて、穴を掘りました。
体の大きな子だったので、狭い思いをしないよう大きく掘りました。

その穴に入れました後、何度も触って声をかけました。
でも動かないし、手足も冷たくなってます。
しばらく、土をかけれんかったです。

意を決して土をかけようとしたとき、涙で前が見えんようになりました。

今思うと、そこで死を実感したんだと思います。

あの子を埋めたところは、滅多に人はこないので静に眠れるでしょう。

あの子に言いました。

次もまたネコに生まれ変わったら、すぐに僕のところに来い。
絶対、幸せにしてやるけん。


出会ったばかりのネコですが、私の中に穴を開けていきました。

ネコは死ぬと飼い主に、ネコ型の穴を開けていきます。
飼い主は穴を埋めようと、またネコを飼ってしまうんですが、ネコの形が違うため、埋められないんですよ。
だから、穴だらけです。私も穴だらけです。

でも、もしかしたら、いつかその穴を忘れるかもしれない。
それが怖いんです。

だから、ブログに日記として残しました。